社会に出ると、人は「自分のこと」を隠す傾向にある。
プライベートの過ごし方を伏せたり、
趣味を隠したり、
意見を言わなかったり、
夢を描くことを恥ずかしいと感じたり。
受講者と関わっていると、活き活きとしている人には共通点があると思う。
他人の意見を否定せず受け入れられることは前提で、その上で「自分のことを等身大で話せること」だ。
たとえば、自分の偏差値よりも高いレベルの大学合格を目指している高校生がいるとしよう。
自分の今の偏差値を隠し、人知れずコツコツと勉強する生徒もいるだろう。
自分が無謀な挑戦をしようとしていることを周囲に開示し、どうすれば合格できるのか他者からのアドバイスをもらい、受験対策を進める生徒もいるだろう。
あなたはどちらのタイプだろうか。
どちらの生徒も素晴らしい。
どちらの方法も正確である。
私は研修を通じてたくさんの「かっこいい大人」に出逢ってきた。
人が魅力的だと感じる人・応援したくなる人は、自分のことを素直に開示しているケースが多い。
そして、今はまだ実現できていないが、達成したい目標・叶えたい夢についても、気持ちのいいくらい堂々と発言している印象がある。
そういう「自分のこと」を素直に話せる人には、応援してくれる人が現れたり、仲間が集まってきたり、運さえも味方につけてしまうこともある。
普段、会社や組織の中で、自分の話をする時間はどれくらいあるだろうか。
最近、仲の良い友人に自分の夢を語ったのはいつだろうか。
話す習慣がなければ、まずは考える時間をつくってみることから始めてみてはどうだろうか。
あなたにとって「かっこいい大人」とはどんな大人?
他者の評価を気にすることなく、2分でいいので考えてみてほしい。