
皆様こんにちは。
全5回シリーズのコラム、第3回目は「実現する力」です。
Scene1の「気づく力」、そしてScene2の「発案する力」。
日常を何気なく過ごしているとつい見過ごしがちな小さな違和感や問題。
そこに気づけることで皆様は、見つけた違和感や問題を「もっとこうだったら・・・」と
理想状況として捉え、それを解決するアイディアを生み出すことができるようになりました。
本日のコラムはそんな受講者様が発案したアイディアを実現するための方法を
お伝え致します。

実現の秘訣は「周りを巻き込んで実行する」ことです。
<周りを巻き込む>とは「誰か」という人物だけではありません。
「ヒト」「モノ・サービス」「情報」といった自分の身の回り全てです。
自分の周りを全て巻き込んで、どう実現するかを考えます。
ここで一つ、エピソードをご紹介します。
ご存知な方もいらっしゃると思いますが、オランダのNPO団体「The Ocean Cleanup」
のCEOであるBoyan Slat氏のお話です。
サマリーとしては下記3点となります。
・ダイビングが趣味の氏は、海に魚よりもゴミが多い事に気づく。
・海のゴミが全部なくなったらいいのにという理想状況をかかげ、アイディアをたくさん発案した。
・考えに賛同したボランティア100名と共に約2億円の資金調達に成功。

CEOのBoyan Slat氏はこのプロジェクトを立ち上げた時は18歳だったそうです。
「こうなったら良いのに」を人のせいや社会のせいにするのではなく、
こうしてみようかなと自ら取り組もうとする感覚。
彼は「こうしよう」と自ら動く事を決め、
ヒト、モノ・サービス、情報を巻き込んで自分のアイディアを実行することが
できたのです。

研修時に受講者様が実施いただく実際のワークでは、「具体的にどうすれば実現できるか」を個人やグループでアイディアを出し合い、巻き込めるヒト、モノ・サービス、情報を整理していきます。
そして、研修の最後の「ワークシート」には今までの
・気づく力
・発案する力
・実現する力
がまとめられるようになっており、実際の業務でご自身が実践する「課題」が
作成できる仕組みになっています。
ではこの「課題」を1回こなすだけで、受講者は変容することが
できるのでしょうか。
Scene4はいよいよ、変容の核心に迫ります。
受講者が研修の学びを実践し続けられる「再現性」。
受講者様の実際の声も交え、ENAGEEDの「再現性」に触れてみたいと
思います。
本日もお読みいただきありがとうございます。