新型コロナウイルス感染拡大の収束の目処が立たない中、二度目の緊急事態宣言、それに伴うGIGAスクール構想の前倒し、
重ねて中学校は2021年度、高等学校は2022年度から新学習指導要領に移行など、
現在学校現場では様々な変化に対応することが求められているかと思います。
実際、来年度から生徒に1人1台のタブレットが配布される学校様も増えたのではないでしょうか?
学校教育に従事する皆さまにとって、
この変化を好機と捉え、変化に対応するのか否か、
これからを左右する分岐点と言えるのではないでしょうか。
ENAGEEDはこの機を学びのあり方を変えていくチャンスだと考えております。
今回は、
新学習指導要領でも注目されている、「主体的・対話的で深い学び」の実現に不可欠な、
ICT活用について考えていきたいと思います。
●そもそもICTとは?●
そもそもICTとは何か。
みなさま既知のことかと思いますが、改めて「ICT」という言葉を整理させていただきます。
ICTとは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で
情報通信技術を意味し、
その名の通り、ITにC(コミュニケーション)の要素を含めたものと捉えることができ、
「コミュニケーション」というワードに注目が置かれていることがわかります。
ICTを活用した教育として、代表的なものに
・AI等を使った個別最適な学びの実現
・画像や板書の共有などの視覚支援ツール(電子黒板etc..)
・動画教材
など様々種類がございますが、
この「コミュニケーション」という視点に立った時さらにICT教育の可能性は広がります。
現に、文科省も以下のような狙いを発信しています。
「一人一人が 情報端末を持ち、自らの探究的な学習の履歴を自ら集積し、集積した情報を構造化したり再構成したりすることで、個において深い学びが実現する。また、ICTを活用して、手軽に瞬時にデータを交流し、協働することで集団においても深い学びが期待できる。」
(文部科学書ー生活科・総合的な学習(探究)の時間の 指導におけるICTの活用についてhttps://www.mext.go.jp/content/20200911-mxt_jogai01-000009772_16.pdf)
弊社ENAGEEDは、
「主体的・対話的で深い学び」を実現し、生徒のこれからの時代に求められる力の育成促進に貢献できるのが、
『ICT×探究活動=総合学習・総合探究』であると考えております。
(これからの時代に求められる力=基礎的・汎用的能力、人生100年時代の社会人基礎力 etc...)
●総合学習・総合探究におけるICT活用の3つのメリット●
①教室内での瞬時の情報共有(グループメンバー以外の回答の共有)
探究活動では他者のアウトプットや他者の価値観から気づきを得ることで、
自身のインプットに繋げていくことが重要な点の1つです。
テキスト教材ではなかなか自分以外の他者の解答を見ることは難しいですが、
ICT機器を活用すると、
教室内のアウトプットを瞬時に共有することができ、
さらにはその解答にコメントやいいね!などリアクションすることも可能になるので、
より一層深い学びが可能になります。
【イメージ図】
(↑このように他者の解答をリアルタイムで閲覧することができ、これまでになかった量の気づきに触れることができます。)
また「生徒の学び」という目線ももちろんですが、
教員側も板書をせずとも全体に共有できるので、意見の共有や授業の進行がスムーズになります。
②情報の収集・整理・活用のスムーズに!
これまで生徒は本や新聞やパソコン室で調べ、
プリントアウトする・ノートにまとめるというのが主流だったかと思いますが、
ICT機器を活用すると、
例えばディスカッションの中で気になったことは瞬時に検索することができますし、
調べたデータや資料をフォルダ分けすることも可能です。
また、現在はオンライン上でポストイットを使えるアプリなどもあるので、感覚的に情報を整理することでき、
生徒の情報活用能力の育成に大いに繋げていくことができます。
③作成資料の共有・共同編集(G suiteやMicrosoft Teamsなどの共同編集)
作成した資料を共同編集できるのもICT機器の特徴です。
これまで模造紙を用いて発表したり、
ファイルをチームメンバー間で送り合いながらパワーポイントを作成したりすることが主流だったかと思いますが、
ICT機器を1人1台持つことにより、パワーポイントに限らずエクセルやドキュメントを用いて
共同編集することが可能になるので、より創造的なグループワークが実現可能です。
このように総合学習・総合探究にICTを活用することで、
「主体的・対話的で深い学び」を加速することができます。
●最後に●
現在ENAGEEDはICT対応を進めております。
ENAGEEDのデジタル版であれば、
コメント機能やいいね!機能を用いた対話的な探究活動や、
G suiteやMicrosoft Teamsなどと組み合わせた課題探究など、より深い探究活動に繋げていただくことが可能です。
GIGAスクール構想が進む中、よろしければ
最良の総合学習・総合探究の学びをぜひご一緒させてください。
導入事例、活用方法につきましてご相談ありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。