教育関係者様向け セミナー

約8,000件の意志ある行動を中高生から確認。ENAGEED GEARの実証実験を実施しました。

2022.05.19

株式会社エナジードは、2021年度にリリースした『ENAGEED GEAR』の実証実験を実施しました。

やりたいことが見つからない生徒が増加していると全国の先生方から伺う中で、意志ある行動を実現する実証実験を行った結果、
6校1,071名の生徒に対し、27,427件の問題発見、5,716件の意識変化、2,151件の行動変容が蓄積され、教育現場での汎用性や有用性を改めて見出しました。

また、実際の現場での活用について無料セミナーを行いますので、お気軽にご参加下さい。

ⅰ)概要

株式会社エナジードは、2021年7月に生徒の気づき・学びを行動に繋げること、またそれらを可視化することを目的とし、
ENAGEED GEARをリリースしました。
そして、その目的の実際の教育現場での汎用的な有効性を確認するため、実証実験を行いました。

 

 

GEAR営業資料

 

 

■実証実験 概要

 

・件名 :教育現場におけるENAGEED GEARの有効性の検証・評価

・目的 :GEARの目的である「生徒の意志ある行動の実現」の教育現場での汎用的な実現可否の検証

 

・期間 :2021年7月1日~2022年3月31日

・参加校 :6校

・立命館宇治中学校・高等学校 野球部

・同志社中学校・高等学校

・浦安市立美浜中学校

・三重県立桑名工業高等学校

・目白研心中学校・高等学校

・大手前高松中学校・高等学校

・参加生徒数 :1,071名

・ツール概要 :利用者(生徒)、管理者(先生)は、それぞれ主に以下のような用途でGEARを利用します。

生徒・・・・普段気づいた問題やそこからの意識変化や行動変容を、GEARに短文として蓄積し自ら確認する。

管理者・・・生徒の投稿内容や蓄積数の推移を確認し、普段は見えづらい生徒の考えや行動、その量的・質的変化を確認する。

・実施内容 :実際に生徒がGEARを利用することで、
以下2点を検証する。

① 蓄積された3つの情報(「問題発見」、「意識変化」、「行動変容」)の内容や定量的な変化

② 利用者(生徒)と管理者(先生)の定性的な所感からわかるGEARの有効性や効果

 

・実験結果 :

①問題発見:27,427件/意識変化:5,716件/行動変容:2,151件

egd_geardata egd_geardata

1,071名の生徒に対し、問題発見は1名あたり約27件、意識変化と行動変容は合わせて1名あたり2件以上が起きた。

 ・問題発見から意識変化への割合:21%/意識変化から行動変容への割合:38%

 ・問題発見から意識変化の方が、割合が低い結果となった。

なお、行動変容の内容を確認すると、「行動変容の起きやすさは、偏差値の高低によらない」、「対面では質問をあまりしない生徒がGEAR上では積極的に質問をみんなに投げかける、など意外な行動が見られる」といった傾向・特徴も見られた。

 

②それぞれ、検証時に以下のような所感が報告された。

生徒:

・自分の行動を可視化して表現できるので、何を行えばよいかより明確に考えることができる

・自分から目標を立て、その目標を達成するときの達成感がすごかった。自分から取り組む力が身についてきたと思う。

・自分の中で意識変化が起きたことで、初めて自分の意志で行動しようと思えた。

先生:

・生徒が感じていることや考えていることを把握しやすくなった。

・生徒の行動変容を可視化することが出来るので、褒めるポイントを見つけやすくなった。

・生徒同士で実際の行動を応援しあう姿を見ることができ、胸が熱くなった。

・想定していた以上に生徒は様々な物事に興味・関心をもっており驚いた。

 

・効果仮説 :

・GEARは、利用者(生徒)の問題発見の可視化や数値化だけでなく、それに伴う意識変化や行動変容に一定の効果がある。

・管理者(先生)は、普段のコミュニケーションではわからない生徒の考えや行動、及びその変化をGEAR上で確認することができるため、指導や評価に効果的に活用できる。

 

・課題 :

検証結果より、「意識変化から行動変容」への割合に比べ、「問題発見から意識変化」への割合が低いことがわかり、「問題発見がなされても意識変化は比較的難しい」と捉えられる。



ⅱ)サービス情報

以上の検証を踏まえ、2022年5月より新たに、先生や生徒から問いを立てそれに返答することで意識変化に繋げやすくするための新機能をGEARに搭載しました。

その他、製品の最新情報はお気軽にお問い合わせ下さい。

 

詳しくはこちら

 

 

ⅲ)教育現場での活用セミナーを開催

GEARを実際に教育に活かして頂いている大手前高松中学・高等学校の合田先生を迎え、その効果や活用方法をお話し頂く無料セミナーを初めて実施致します。

今回の実証実験の結果やリアルな現場のお話を中心に、弊社モデレーターとのパネルディスカッションなど、様々な面からGEARについてお伝えさせて頂きます。

 

▼セミナー概要

 

生徒が自分の進路を自分で創り出すための3つのポイント

- 「自分で進路を創り出す生徒の共通点」とは? -

 

GEARseminarheader_pc

 

■プログラム

 第1部:セミナー背景と進路選択の現状

 第2部:講演〜進路指導に対しての考えと取り組み共有〜

 第3部:3つのポイントをテーマにしたパネルディスカッション

 第4部:本日のまとめ

 

・開催日程 :6月2日(木)16:00-17:15

・定員   :50名

・費用   :無料

・参加形式 :zoom

 

・参加方法:以下ページよりお申し込み下さい。

お申し込みはこちら

 

GEARを始め各種サービスやお役立ち情報につきましては、お気軽にお問い合わせください。