新宿駅から京王線で30分、中河原の駅からほど近いキユーピー株式会社中河原工場。今回はその敷地内にある研修施設「みらいたまご」で キユーピー人事本部人材育成センター開発企画・プラットホームチーム チームリーダー丸山武志様、同チーム真鍋沙織様にお話を伺いました。
変化の早い時代に対応ーツールや研修、施設をアレンジ
ーまずおふたかたの日頃のお仕事内容からお聞かせください。
「私達はこの施設を拠点に社員の育成・成長支援に関わることを専門的に行っています。全体企画、組織の定量的な状況調査と報告、また研修会場のディスプレイやレイアウト、インテリア選定なども含めたこの施設の雰囲気作りも担当業務です。一般的に経営企画は長期的な計画を考えますが、我々はもっと短いスパンで変化の早い時代に対応できるようにツールや研修をアレンジします。希望者に対する研修の広報・紹介、自部門をよりよくしたい担当さんと一緒に研修内容を考えたりもします。研修用の統合的プラットフォームもプロデュースしました」
エナジードは「刺激的でした」
ーエナジードをどこで知りましたか?
「教育系の展示会です。研修センターの什器を探す目的で参加しました。ビジネスではなく、学校向けイベントを敢えて選択したのは、10年後に入社する人たちが今何を学んでいるかを知りたかったからです。エナジードのサービスは教育版を見てやりたいと思いました。研修は『何かを教えてくれる』たてつけのものが多い中、エナジードは印象深いヴィジュアルが中心で『自分で考える』ことを主眼としているのが魅力的でした。適当にはクリアできない、内省・メタ視点を持ち、コンテンツにしっかり向き合わないとならない仕立てになっています。予定調和的な研修ではないことに、受講者が気づきます。こういったものは今までになく、刺激的でした。またテキストに特別感があり、これが配られた瞬間なにか素敵なことが始まる、そう感じると思います」
汎用性のあるコンテンツーーマーケティング部門も関心
ーどういった社員の方を対象にしていらっしゃいますか?
「当社は前述のプラットフォームから選択して希望の研修を申し込むことができます。エナジードはイントラコンテンツのひとつとして採用しました。当初は20〜30代の若手を想定していました。ところが予想していなかったことに、マーケティング部門の社員が強く反応しました。『前例のないものを実現する力』を学びたいと思ったそうです。身につけたクリエイティビティで、商品だけではなく新しい行動が生み出されればいいと思います。全国から集ったさまざまな部署の社員同士で話し合って、自分がこういうふうにしてみたいと思っていた理想で終わらせていたところから一歩踏み出せればと。大人が内省をさらけ出すようなことは通常の業務ではなかなかありません。来年はもっと対象を広げ、全般に向けた募集にしようと考えています」
エナジードは感情を先に動かす、だから腹落ちするのだと思います
ーエナジードが琴線に触れたのはなぜですか?
「主体性は湧いて出るものではなくやっていいよという環境があって初めて出てくるもの、エナジードはこういう時代がくるからこうしなくてはではなく、感情を先に動かしてから行動をどうするか考えるように設計されています。だから腹落ちするのだと思います。長期的に成果を計る手段としてサーベイはもちろん使っていますが、最後は過去・現状分析より感情だと思っています。データで見せる前に、部署長さんは受講者の表情でわかっています。ポータルに研修後の受講者個人の写真を掲載しているのですが、研修後は、明らかに表情が違います。研修ポータルはオープンになっていて、社員にはどういった研修をどの階層の、部門の人たちが受けているのかもわかります。この仕事をしていて思うのは、もっと自分の可能性や意志を大切にして欲しいということです。自分の目標を秘めて出さずにいるのはもったいない、エナジードを通じてそう感じてもらえれば嬉しいですね」
ー本日はありがとうございました。
キユーピー株式会社
創業 1919(大正8)年
本社 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-4-13
人材育成センター 〒183-0034 東京都府中市住吉町5-13-1
URL https://www.kewpie.co.jp
※データは2019年12月のものです
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