導入事例

企業様向け

02_山王テクノアーツ株式会社 様

2019.09.03

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山王テクノアーツ株式会社様は鉄道車両や航空機の各種案内表示・警告表示などの「工業用ラベル」受託製造に注力されている、創業52年のメーカー様です。今回は社員の皆様に受講していただいたエナジードの研修について、代表取締役社長 田中祐様と研修事務局の中村祐子様にお話を伺いました。

 

初見で非常に魅力的、そう感じました。

——エナジードの研修を導入された経緯をお聞かせください。

田中社長「創業の地・中野より八王子に引っ越してきたのは2009年、当時30名強だった社員数は現在約80名となり、当社は企業として成長の過程にあります。今までは社長であるわたしが事業をハンドリングしてきましたが、このやり方では会社規模的にそろそろ限界でして、危機感をもって会社を変革していかないと時代の波に取り残されてしまうと考えています。そこで社員が自ら課題を見つけ、自分で動き出すような組織にできる仕組みがないかと探していたところ、前職の同僚にエナジードを紹介してもらいました」

 

——エナジードをご覧いただいて、最初どうお感じになりましたか。

田中社長「初見で非常に魅力的、そう感じました。こういった研修では何枚かのコピー紙が資料として渡されるものだと思うのですが、エナジードのテキストブックはまったく違っていました。ヴィジュアルが洗練されており、掲載されたメッセージ性の強いコピーに想像力を掻き立てられました。さらに担当の方にイントロダクションの動画を見せていただき、『これはすごい、ありきたりなトレーニングとは違う』と思いました。いったん持ち帰らせてくださいとその時はお伝えしたのですが、実はほぼ導入を決めていました。ただ決して安いトレーニングコストではないので、今期その予算があるかの精査だけはしました(笑)」

 

違和感に気づき、それをどう解決すべきか考え、実行する。そういう社員が出始めています。

——研修のご感想とその後の変化をお聞かせください。

中村様「研修グループはわたしが編成しました。入社4年目なのですが普段話さない人と毎回グループを変えてワークを行うことで、年齢や部署を跨って価値観が共有できました。そしていろいろなことをもっと良くしたい、そう思ったときにはまず人を巻き込むことが重要だと学びました」

田中社長「当社は大人数での飲み会が好きで、わたしも参加して部門や部署単位でよく行きます。かつてはそういった席で社員から『こうしたい』という提案を聞くことが多く、そのたび『気がついたらすぐに言ってくれればいつでも聞くのに』と思っていました。いまは世の中の変化がとても早いので、すぐにやらないと手遅れになるケースもありますし、タイムリーであれば打てる手も多いです。思い立ったらすぐに動く社員になってくれたらと思い、社内に『三行提報』という目安箱のような提案制度を3年ほど前に作ったのですが、利用率は高くありませんでした。ところが研修後はこの制度の利用がすごく増えたのです。しかも『こういうふうにしたらいいのでは』ではなく『このように思ったので、こういうふうに変えますね』というものがです」

 

研修で、社員は変化するための具体手法を得ましたsanou03

——研修以前から社員のみなさんは提案すれば経営者は前向きに受け入れてくれるという信頼感をすでにお持ちだったのですね。

中村様「そうですね、普段から社長はわたしたちが相談しても指示を出すのではなく、その場で考えて発言を促すようなケースが多いですね」

田中社長「2006年に先代から引き継いで社長に就任して以来、社員が忌憚なくものを言える環境の醸成に注力してきました。こういうことがやりたい、こういうものが必要といった要望にはできる限り答えるようにしていますし、社員も幸いなことにいい人たちが集まってくれていて、それが実現できています」

 

——すでに御社が変革する素地はできていたところに、エナジードのプログラムがぴたりとはまったのですね。

田中社長「社が変化するには、なにかもうひと押しあればと思っていました。この研修でマインドだけではなく、変化するための具体的な実行手法を得ました」

中村様「研修後、バックオフィス業務担当の自分が気づかなかった社の改善課題に他の社員が先に気づき、対応だけが回ってくることを悔しく思っています(笑)」

 

——気づかなかったことが悔しい、頼もしいですね。

田中社長「はい、若手も会社全体もいい雰囲気ですね。最近2、3日社を空けて帰ってくるたびに社内のどこかが改善されています。あそこに棚が増えたり、ここの動線が変わっていたり……前述の『三行提報』経由のものもあれば、わたしが知らなかったうちに実行されていたものもあります。社員みんなのおかげで毎回本社に出勤するのが楽しみなのだと、先日朝礼で話しました」

 

3回の研修を終えたいま、全部に満足しています

——この先さらに目指すものはなんでしょうか。

田中社長「もっとスケールの大きい提案が欲しいのですが、それも時間の問題と思っています。社員の平均年齢は会長夫妻を除くと現在34歳くらい。8年前より毎年採用している新卒も定着してくれていて、社が若返っています。受け入れるベテラン側も和気あいあいとしていて、会社全体の成長はとても楽しみですね」

 

——御社は海外のイベントにも出展参加していらっしゃいますね。

中村様「自部署の業務以外にもITや収益改善活動などを部署横断の社長直下チームで行う制度がありまして、私は海外マーケティングを担当しています。社全体に若手の意見も尊重してもらえる雰囲気がありますし、研修も含め、大切に育ててもらっている実感があります」

田中社長「子どもを学校や塾に行かせるのと一緒で、会社の成長にも学びは必要だと考え、業務知識の教育・研修など、いままでもできる限りの投資はしていました。マインドセットの研修は今回のエナジードが初めてです」

 

——そうなのですね。初めてのことを実施されるにあたって壁はありましたか。

田中社長「平日は各部の社員が揃っての開催が難しく、休日である土曜の研修を億劫だと感じる社員がいるのではと危惧していました。しかし最初のワーク、自己紹介が始まったとき、わーっとみんなが盛り上がったんですよ。その様子を見て、これは成功する、社員は研修を楽しみにしてくれていたと思ったら嬉しくて、涙腺が緩んでしまいました。我ながら単純だと思うのですが、開始10分でです(笑)。3回の研修を終えたいま、全部に満足しています。開催してよかった、ほんとうにそう思います。エナジードさんには次のプログラムを早く開発して欲しいですね」

 

 

山王テクノアーツ株式会社

創業 1967(昭和42)年

資本金 4,500万円

所在地 東京都八王子市石川町737

URL http://www.sanno-ta.jp/

※データは2019年7月のものです

 

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